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 ●非核の政府を求める会ニュース
 
●2005年

●2005年12月・2006年1月合併号

 新年号が好評です。「非核対談」では、「原爆投下は20世紀最大の事件」だとして、「原爆の子」をはじめスクリーンで原爆の残虐性を訴え続けてきた映画監督・新藤兼人さん(93)が登場。ジャーナリスト・増田れい子さんと対談し、ノーベル平和賞問題から原爆映画への思い、悪政批判など多岐にわたって語り合っています。原爆映画の最後として、原爆投下直後の“一秒二秒三秒”の事実を撮りたいとの強い思いも披瀝しています。
 新年の各界アピール「2006年─非核・平和の流れを強く大きく」には、黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)、ジェームス三木(脚本家)、渡辺美佐子(女優)ら19氏の、非核・平和によせる熱いメッセージが紹介されています。
 このほか、05年12月に同会が開いたシンポジウム「検討・“被爆60年”の世界と日本─この1年をどうみるか」でのパネリスト5氏の報告、国際問題研究者・新原昭治さんが昨秋の訪米時に行なった核戦略分析専門家ハンス・クリステンセン氏へのインタビュー等も好評です。


●2005年11月号

 インタビュー欄は、原爆の非人間的な実相、後遺を描いた漫画『夕凪の街 桜の国』で文化庁芸術賞大賞を受賞、このほど韓国版も出版した漫画家・こうの史代さんが登場しています。
 こうのさんは、“原爆ものは恐いから”と敬遠されることなく「何回も読んで、主人公を自分の知り合いのように思うことで、原爆を体感してもらえるような作品」を描きたかったと発言。被爆者が高齢化したいま、核兵器をなくしたいとねがう人々が、自分の仕事や趣味を生かし、「その人なりの表現手段」で被爆体験を継承してほしいと語っています。
 このほか、日米安全保障協議委員会・中間報告の危険性を解明した松尾高志氏の論文「『日米同盟』・ミサイル防衛が狙うもの」、シリーズ「広島・長崎被爆の実相」(中嶋篤之助氏)、第60回国連総会における新アジェンダ連合の核兵器廃絶決議を紹介した「核兵器をめぐる世界の動き」なども好評です。


●2005年10月号

 今号の「非核インタビュー」には、長崎市平和推進室長で芥川賞作家の中村明俊さんが登場。中村さんはことし8月9日の長崎市平和宣言に盛り込まれた「核兵器廃絶と世界恒久平和に向けて、決してあきらめることなく努力する」との文言には、長崎被爆者らの、今日の情勢に対する「不安や、危機感や、それに負けないという意志や、希望や、期待」が含まれていることを紹介。被爆2世として被爆60年への思いにふれつつ、被爆体験の継承について、次の世代のなかに「深い感受性、想像力で被爆の凄惨な状況を肌で感じ、平和の大切さに目覚め」る人々が育っていると、明日への希望を語っています。
 このほか、各地の非核の会が取り組んでいる非核自治体運動の「紙上交流」や、中国のことしの「軍縮白書」を紹介した「核兵器をめぐる世界の動き」なども好評です。


●2005年5月号

 「非核の政府を求める会ニュース」5月号は、ニューヨークの国連本部で開催中のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、同会が派遣した要請団の現地での活動をレポート。各国政府に核兵器廃絶への役割発揮を要請した際、スウェーデン政府代表が「日本は非核国でしたよね」と皮肉混じりに応対したエピソード、ハンフォードやネバダなどでの米国市民との交流の様子などを紹介しています。
 非核平和インタビューには、戦争花嫁、「満州」「ヒロシマ」等、“負の昭和”にレンズを向け続ける写真家・江成常夫さんが登場。自分をヒロシマに駆り立てたのは、写真を通じて人間の有り様を問う写真家として、「『ヒロシマ・ナガサキ』という現代史のなかの最大の罪業にレンズを向けなければ、というこだわり」と述懐。「人類に向けられた原爆禍を記憶にとどめることは人類の普遍的なテーマ」と語っています。


●2005年3月号

 非核平和インタビューは、長崎の被爆を題材にしたアニメ「NAGASAKI・1945〜アンゼラスの鐘〜」を制作中の有原誠治監督です。有原さんは同作品への思いについて、「被爆の苦しみは次から次へと津波のように押し寄せてくる。それら全部ひっくるめて被爆ということを描きたかった」と発言。危険なブッシュ米政権に寄り添って生きようとする日本の政治を憂い、「きな臭い動きを許さぬよう、被爆や空襲の記憶をもっともっと語り伝えたい」と述べています。
 このほか、組曲「ひろしまの夏」を作曲、CDも制作した合唱指揮者・五十嵐健作さん登場の「非核・この人」、ブッシュ政権の強硬な核軍備政策を危惧するアメリカ言論界の論調を紹介する「核兵器をめぐる世界の動き」、シリーズ「広島・長崎被爆の実相」〈核分裂の発見〉(中嶋篤之助氏)等も好評です。


●2005年2月号

 2月号は、服飾デザイナーの森南海子さんが終戦・被爆60年にあたって非核・平和への思いを語っています。森さんは「千人針」を探し求める旅を通じて知った被爆の実態にふれて、「戦争や被爆の悲惨さは、知識や言葉だけですませちゃいけない」と発言。被爆者に手をさしのべようとしない日本政府の姿勢について「政治に責任というものがなくなっていることに危機感を覚えます」とのべています。
 藤田俊彦・前長崎総合科学大学教授の論文「第59回国連総会の核兵器関連決議を分析する」は、5月のNPT再検討会議を視野に入れた、核兵器廃絶・不拡散を求める国際的流れの前進を浮き彫りにします。
 05年1月に起こった米原潜「サンフランシスコ」の海底激突事故問題を論じた新原昭治・非核政府の会専門委員の論文は、原潜事故の危険性とともに、事故の真相を隠そうとする米海軍の秘密主義の体質を解き明かしています。