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 ●国連・世界の動き
 
米ロ首脳戦略核「削減」条約(モスクワ条約)調印ー核兵器廃絶と無縁、削減は名ばかり

 ロシアを公式訪問したブッシュ米大統領とプーチン・ロシア大統領は5月24日、「戦略核削減条約」(モスクワ条約)に調印しました。条文では、2012年末までに、両国が配備中の戦略核弾頭をそれぞれ現在の三分の一程度にあたる1700〜2200発に削減すると記載しています。しかし、仮に削減してもなお、人類を繰り返し殺戮できるほどの核兵器が残るものであり、核兵器廃絶とはまったく無縁の「条約」といわなくてはなりません。しかも、米国が、不測の事態に備えた「備蓄」を主張し、ロシアもこれを認めた格好になっているため、「削減」とはまったく名ばかり。この本質は、「削減」を名目にアメリカの核独占体制をいっそう強固にしたものといえるでしょう。