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 ●提言・声明
 
未臨界核実験に強く抗議する
 2019年5月27日
 アメリカ合衆国大統領
ドナルド・トランプ閣下
  非核の政府を求める会 常任世話人会
  未臨界核実験に強く抗議する
米核研究機関のローレンス・リバモア国立研究所は24日、貴国が2月13日に西部ネバダ州で未臨界核実験を行っていたと発表した。貴国の未臨界核実験は29回目となる。核実験はいかなる方法であれ、核爆発性能の維持・改良が目的であり、核兵器使用に備えるものであることは明白である。非核・平和の世界と日本を願うわが会は、今回の貴国の核実験に対し強く抗議する。

一昨年7月、国連が核兵器禁止条約を採択したことにより、核兵器は全面的に禁止・違法化され、世界はいま、核兵器は廃絶しかない≠ニする立場が国際的規範となる新たな時代を迎えている。同条約にはすでに70ヵ国政府が署名し、23ヵ国が批准を終えている。貴国の核実験は、こうした世界の流れへの許しがたい挑戦というほかない。

今回の核実験はまた、貴国も合意した、核不拡散条約( )の第6条「核軍備縮小撤廃約束」、および2000年再検討会議の「核兵器国による自国核軍備を廃棄するとの明確な約束」、2010年再検討会議の「核なき世界達成のための必要な枠組み設立努力」等の国際合意に対する背信行為である。新たな核開発・核拡散の誘因ともなりかねない。

貴職が核兵器の近代化・強化政策を継続すれば、それは現下、世界が注視する朝鮮半島の非核化・平和体制構築に向けた交渉の前途に、否定的な影響をもたらすことともなる。

わが会は、貴職が、未臨界核実験を含むすべての核実験を中止するよう重ねて求める。同時に、貴職が「合意」の誠実な履行と、核兵器禁止条約の締結を速やかに決断するよう、強く求めるものである。
以上