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 ●提言・声明
 
すべての核実験を中止し、NPT合意の履行を
   ――米国の新型核実験に強く抗議する
非核の政府を求める会常任世話人会(2012.9.19)


                                           2012年9月19日
アメリカ合衆国大統領
バラク・H・オバマ 閣下
                                非核の政府を求める会常任世話人会

度重なる新型核実験の強行に強く抗議する

 貴国エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)は18日、今年4〜6月の間に1回、新しいタイプの核実験を実施したと発表した。核爆発実験を行なわず、ニューメキシコ州のサンディア国立研究所で強力なエックス線を生み出す装置を使って核爆発に近い状態をつくり、プルトニウムの反応を確認する同実験は、昨年11月に続き5回目となる。今回の実験に対し、非核・平和の世界と日本を願うわが会は、深い失望と憤りをもって強く抗議する。
 核実験はいかなる方法であれ、それが核兵器の維持・改良、核保有の継続を意味するものであることは明白である。今回の核実験は、「核兵器のない世界を追求する」との貴職の言明を台無しにするばかりか、貴国も賛成した2010年NPT再検討会議の最終合意に対する背信行為にほかならない。新たな核開発・核拡散を誘発する役割をもつことも重大である。信頼性、安全性が危惧されるような核兵器は廃棄すべきである。
 我々は、「核兵器を使用した唯一の国としての道徳的責任」に言及した貴職が、新型核実験を含むすべての核実験を中止するよう重ねて求める。同時に、貴職が核軍備の大幅削減、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期批准・発効をはじめ2010年NPT「行動計画」の誠実な履行と、核兵器禁止条約の交渉開始を速やかに決断するよう、強く求めるものである。